大型ヤッコのご紹介

大きく成長し水槽の主役となる海水魚をご紹介します

堂々たるその姿は大型ならでは。それぞれ鮮やかな色彩をもち、水槽の主役となる美しさを見せてくれます。
また、幼魚から成魚へと見た目が変化してゆくのを楽しめるのも魅力のひとつで、大切に飼育すれば10年以上育てることが可能です。
「大型ヤッコ」とは正式な分類ではなく海水魚飼育の中で一般的によく使われる分類でタテジマキンチャクダイやサザナミヤッコなど様々な種類があります。
レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)
グレーエンゼルと双璧を成すカリブ海の大型ヤッコ。成魚のウロコの縁取りは金色で見事です。
黒ベースで派手ではないものの、金の縁取りやさりげなく後ろに伸びるひれなど上品な美しさをもちます。幼魚のころは黒に黄色のライン。
(写真は幼魚班も残る半成魚)

雑食性で人工餌に餌付きやすく、人にも慣れやすく手から食べてくれることもある可愛い子です。
比較的、温和な性格だといわれていますが個体差により、少々気の強い子もいます。基本は多種との混泳も可能ですが、個体差を見ながら慣らせてください。

レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)
別名ブルーリングフィッシュ。成魚はブルーのリングをたくさんつけたような模様が特徴です。
雑食性で人工餌にも餌付きやすく、飼育難易度は高くありません。
比較的丈夫なので、長く飼育することができる種といえます。
ただ幼魚期はストレスに弱いところがあるので購入直後などは落ち着いた環境でよく様子を見てあげてください。

ヤッコの中では比較的温厚で争いは好みません。
ただやはりこちらも個体差があるので、気の強い子は攻撃的な場合もあります。


レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)

長く一緒にいれる相棒をお探しならサザナミヤッコはいかがでしょうか。 餌食いも良く、非常に丈夫なので飼いやすく長寿といえる種です。
また人慣れもしやすいのでペットのような感覚になる人も少なくありません。 幼魚から大きなサイズまで飼育すればとても愛着を感じられるでしょう。

人にはなれるものの、ヤッコ類独特の気の強さ間持ち合わせているので気の弱い魚との混泳には注意が必要。
一方、大型種共通に言えることですが、小型種の隠れ家のためにライブロックを多くするとゆったり遊泳できなくなることがあるので、配置のバランスを心がけることも大切となります。

レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)
タテキンの愛称で親しまれている定番の大型ヤッコです。
名前の通りの成魚になると個性的な縞模様が現れます。
海水魚の中には少し似たような種も多いですが、この縞模様はタテキンならではの個性といえます。幼魚は可愛いウズマキ模様をしています。

多種との混泳も可能。そこまで気の強いタイプではありませんが、自分のテリトリーはしっかりと守りたいので プライベート空間を確保できるサイズの水槽での飼育がおすすめです。

レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)
海水魚飼育に慣れてくると一度は迎えたくなるクイーンエンゼル。
額のマークが王冠のように見えることからクイーンの名がつきました。
イエローとブルーのグラデーションや、背びれ尻びれが後方に長く伸びるスタイルが美しく観賞魚としてとても人気が高いです。

人工飼料にも餌付きやすく、さほど飼育難易度は高くないのですが、水質などで美しい体色が落ちてしまうことがあり、色彩の維持には気をつけたいところです。 また時に攻撃的なところがあるので混泳には注意。
気が強く、美しさを保つための環境にもうるさい女王様ですが、その美貌にはやはり魅了されてしまいます。

レモンピールエンゼル(コガネヤッコ)
英名はブルーフェイスエンゼルで顔周りの青色が特徴です。
こちらもかなり人気の大型ヤッコ。艶やかな姿からアデヤッコの名がつきました。
こちらも餌付きやすさ、丈夫さから比較的飼育しやすい種です。

性格はその優雅な姿に反して、気が強く、また警戒心が強い個体でもあります。
特に飼い始めは大きな音や振動などのストレスを与えず、ゆっくりとできる環境で落ち着かせてあげてください。


まずは一例のご紹介でした。
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